孫茶臼山(西尾市)2022年12月8日(木)晴れ
公開日:2023年04月18日 最終更新日:2023年06月01日
「全員集まってください。前回と同じポジションで撮るからこっち向いて」小茶臼山直下
の展望所での写真
リーダー:佐野富美 参加者11名(男性1名・女性10名)
標高150m 累積標高差+-439m
2020年3月に小茶臼山に登った時、南西方向に「あれが孫茶臼山でその先の階段状に見
える頂が西尾のピラミッドです」と、案内された記憶がある。
今回は茶臼山5山のうち会としては最後に残った、ピラミッドがまじかに見える孫茶臼山
が計画された。ピラミッドや弥生人住居跡が見られるとのことで、興味津々。
西尾の茶臼山は三角点のある本峰の他に、南茶臼山・西茶臼山・小茶臼山から孫茶臼山
まであり、西尾や幸田のハイカーには手ごろな山だが、近年新しい登山道が開拓されて網
の目状態で、分岐やルートを熟知していないと里山だが道迷いする厄介な山だ。里山低山
の宿命か。
第二駐車場に車を止め西ノ沢乗越から孫茶臼山を目指す。
駐車場は満車なのに行き交うハイカーがいない。複雑多岐なルートに分散したためだろう。
閑静な西ノ沢乗越を下り、千両の群生を通過し雑木林を抜けると左手は竹林、右側は採土
場の崖っぷちになり、孫茶臼山の頂が望めた。
「うわー!凄い」みんなから歓声が上がった。これが西尾のピラミッドか。小さな頂が
階段状に削り取られ、言われてみればさながらピラミッドだ。どうも採石場の跡地のよう
だ。「次回はあのピラミッドまで登りたいね」と、誰かが言っていた。
孫茶臼山での「もぐもぐタイム」。どうぞ取って順に回してください、と菓子や果物が
次々と手渡される恒例の休憩シーン。
「チョコレートは誰の提供?ありがとう。いただきます」と、言って次の人に回す。
弥生人住居跡と言われている石組みの洞穴をのぞき込む。炭窯みたいだね、本当に弥生
時代の住居跡なの?
平地でなくこんな山の中腹にあるのが不思議だ。水場はどこにあったのだろうか。
赤い実をつけた千両の群生地を登り返し、西ノ沢乗越に戻ってきた。
ここの分岐を北に折れてなだらかに登り、小茶臼山に向かう。
あれーっ?子茶臼の手前で左に曲がった。子茶臼の山頂は直進のはずだが。
先に展望所に向かったのだ。
展望所で3年前と同じアングルで集合写真を撮った。
展望所から北に向かって下り始めた。小茶臼山の山頂に行かないの?
展望所から山頂に戻らず巻き道を下る。また新たなルートが開発されてしまったようだ。
個人所有の山を勝手に登山道を切り開くことには、いささか疑問を感じる。
農業用ため池の上に位置する第二駐車場に無事下山。途中の休憩を含む所要時間2時間
30分。朝は登山者で満車だったが、正午にもなるとわずか数台のみに減っていた。
対向車が来たらどうしよう。狭いくねくね林道から第一駐車場を経由して帰途に就いた。
リーダーの記録
茶臼山の第1駐車場から第2駐車場までの林道の幅が狭くて、くねくねし、対向車と擦
れ違う時、ちょっと心配だった。
孫茶臼まで行く時は、また別の道路を横断してから登るので、その性か全然他の登山者と
出合わなかった。
孫茶臼山頂の展望があまり良くないが、幸い少し下ったところが西尾のピラミッドがよく
見えて、見晴らしがよかった。
今日の参加者が10名以上、嬉しかった。