尉ヶ峰(浜松市)2023年1月21日(土)快晴
公開日:2023年04月21日 最終更新日:2023年04月21日
「マスクと帽子で誰だから分らないよ、マスク取ってくださーい」
厳冬・快晴の太陽がさんさんと降り注ぎ、順光のアングルではとても眩しい。
「誰かが目をつむっているからもう一枚お願いします」
尉ヶ峰山頂での集合写真。
山頂にある写真の東屋の標識は標高が425mとあるが、国土地理院の地図では433mとあり
山頂北東の三角点が424mになっている。
リーダー:渡辺すみ子 サブリーダー:古橋康弘 参加者9名(男性1名 女性8名)
標高433m 累積標高差約+-420m
「乗せてくれてありがとう。バイバーイ」
天竜浜名湖鉄道(全線非電化・単線)の西気賀駅で一両編成の気動車から下車。
新所原駅からの片道運賃は600円。無人駅なので運転手に切符を渡す。
西気賀幼稚園の東から姫街道を横断し急な石段を上がると、オレンジロードに出る。
そこからミカン畑の先に素晴らしい景観が広がり、朝日で白銀に輝く奥浜名湖の右に東名
の浜名湖橋が見える。
舗装のオレンジロードを東に進み、赤砂利稲荷神社の参道の石段の先に登山口がある。
そこを左に鋭角に折れて、オレンジロードに平行の感じで登山道に入る。
右手に何か不自然な建物らしき物が目に入り、二人がのぞき込むようにうかがっていた。
「左が浜名湖佐久米駅で右が尉ヶ峰なのね。あと800mで山頂だって」
11時35分佐久米道分岐に到着。計画は11時5分。JRがトンネル点検で遅延し西気賀駅
スタートが27分遅れとなり、これを考慮するとわずか3分の違い。これは全く計画通り
と言える。計画が素晴らしいのか健脚ぞろいが要因か?
「ストック持ちましょうか」「大丈夫です。なんとか登れます」「お願い、私のストッ
ク持ってください」
江戸時代気賀の領主が猟に来た時、驚いたイノシシがここで転がり落ちた、と謂れがある
「獅子落し」にさしかかる。距離は短いが約80mの区間を50m登る急峻な岩場が続く。
山頂で昼食を済ませ、佐久米道分岐まで戻ってきた。
「ここは往路通ってきたとこなの?」「マップを見てください。現在地はどこですか?
とても分かりやす地点ですが」休憩を兼ねてマップの読み方の学習を行った。
「くノ一軍団」姫街道に現る!?。
古い石畳が続く姫街道の引佐峠に到着。
「ここを西に向かうと昨年5月7日に行った、嵩山から三ケ日の姫街道に通じます。
この先しばらく歩きにくい石畳の下りが続きます。足元に注意してください。
西気賀駅の駅舎は国の登録有形文化財に登録されている。
1938年(昭和13年)国鉄の二俣線の駅として開業した。
1987年(昭和62年)第三セクター化で天竜浜名湖鉄道(通称天浜線)の駅となり、2011年
(平成23年)に登録有形文化財に登録された。1日の平均乗車人数は30数名の無人の小さ
な駅です。