おかざき市民活動情報ひろば三河相撲甚句会

団体紹介

相撲甚句は江戸時代の享保年間に相撲取りが地方巡業や花相撲で唄ったのが起源で、いろいろな流行歌が混じって定着しました。

 一方、明治初期に相撲甚句を聞いた名古屋の芸妓が三味線を付け「芸者殺すに刃物はいらぬ、甚句止めたら皆殺し」と言われるほど花柳界で大流行しました。名古屋甚句はその流れになっています。


戦前はお座敷甚句ばかりだったのが、昭和30年代になると大相撲も若乃花、千代の富士、栃錦、大鵬、柏戸といった人気力士同士が優勝争いをするようになって、テレビの普及と共に相撲人気も高まり、この頃からは森の里など相撲取りが唄う甚句になってきました。

 近年は甚句独特の哀愁のある節回しが一般の人達にも受けて、全国に相撲甚句会が結成され、毎年全国大会も開催されています。三河相撲甚句会では、古典ものだけでなく、時事ものでオレオレ詐欺防止甚句、交通安全、ピンピンコロリなどで高齢者の生き方の指針となるような甚句で啓蒙活動をしています。

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