令和４年度の報告と、令和５年度の取組
公開日：2023年05月11日 最終更新日：2023年05月11日
長く続いたコロナ禍も、少しずつ落ち着きの兆しを感じながらの“春”を迎えました。
アンダンテの活動も、人が集まることや外向けの企画など、徐々に動きやすくなります。
私たち市民活動団体「ぼくらの障がい 知ってもらい隊 アンダンテ」も、新しい令和５年度の始まりです。
＊今年のNHK大河ドラマは、岡崎市も舞台のひとつです。
徳川家康の関連お土産など、市内は盛り上がりをみせています。
◆令和４年度の報告
【１】
主活動である学校訪問「福祉実践教室」（障害当事者の講話、車椅子の福祉体験）は、「岡崎市社会福祉協議会 ボランティアセンター」及び、各学校から継続的な依頼があり、お礼を申し上げます。
訪問数は昨年度比較で、学校は４校増、訪問回数は9回増となりました。コロナ禍の対策は続く中でも訪問の機会が増えることは、多くの生徒との出会いや対話が増えることであり有難いです。新規依頼の学校もありました。
・令和４年度 福祉授業 学校実績（車椅子）
→ 訪問学校：18校（昨年度 14校）
→ 訪問回数：30回（昨年度 21回）
→ 全対象人数：1,477名（昨年度 1,338名）
＊車椅子体験は安全を配慮して行います。体験の前に扱い方を学びます。
【２】
年明けの2023年からの新たな取組として「地域外出レポート」を始めました。企画名称は「岡崎どこでも出かけ隊」（略称：どでか隊）です。
岡崎市の観光地やお店紹介の情報発信は多くある中で、まだまだバリアフリー情報は少ないと感じていました。そこで、アンダンテでこそ出来る視点でレポートを行い、岡崎市の情報を発信しようという主旨です。
具体的には、
① 岡崎市の魅力紹介（観光、店舗、施設など）
② 地域バリアフリー情報（関わる人の視点）
③ 市民との出会い触れ合い
を掲げて、私たちが街に出向き、そのレポートをブログやSNSで発信していきます。
・令和４年度 岡崎どこでも出かけ隊（どでか隊）実績
→ 訪問数：13スポット ※1月開始 対象期間 3か月
公共主催が発信する総合的、画一的なバリアフリー情報も大切で参考になりますが、実際には人によりバリアを感じるところは違うことも多いです。
そこで私たちは、あえてレポートに行った人の視点で、それぞれが感じる生の声を届けていきます。
見て頂いた方が、そこへ行ってみたいと思える、バリアとは何かと参考になる、などに繋がることを目指します。
＊岡崎市の出かけたい場所を、バリアフリー視点を交えてレポートします。
【３】
年度末に初めての「アンダンテ総会」を実施しました。
アンダンテに関わって頂ける方が増えていく中で、年に１度は皆で顔を合わせて一緒に食事をしながら親睦を深め、その後に資料を見ながら年間報告での振り返りと、次年度へ向けた対話をする場を作りました。
従来から年度末に集まる機会はありましたが、今後を見据えてアンダンテ総会を年度総括の場としていきます。
＊皆が集うアンダンテ総会の様子です。年度の活動を振り返り次年度へ繋げます。
◆令和５年度の予定
【団体の運用】
団体としての基盤作りの一環では、事務的な効率化を継続的に進めています。年間予定や予算立ても始めました。
顔を合わせて話し合う場の「定例会」は、昨年度後半から月2回を、月1回へと変更しました。単純に時間が半分になるため、情報の共有はネットツールを更に活用して補います。
全てに関わることでは、やはり仲間（賛同者、協力者）を増やしていくことです。
昨年度も福祉実践教室の講師に新たなご縁がありました。新鮮さもありますし、活動の新たな力です。
改めて方法を考えながら、これからも声掛けをしていきます。
【定例の活動】
「福祉実践教室」は、引き続き主となる活動です。概ね１クラス１限と限られた時間でも、多くの生徒の心に届き、記憶に残る伝え方や教材の改善を考えて工夫していきます。
「地域外出レポート」は、地域のお役にも立てることから、これからも定例の活動として進めていきます。
バリアフリーだから行ける場所ではなく、行きたい場所や伝えたい場所へ行くことで、熱量のある記事をお届けしていきたいです。定例の活動ですが、情報の発信ペースはアンダンテが出来る範囲でとなります。
【都度の活動】
「映画上映会」のような大きな集客イベントも再び実施したい思いはありますが、実施には必要な要素も多いためボランティア活動では限界もあります。現状は、出来る範囲の小規模イベントは行いたいと話だけ出ている段階で、皆で検討を続けていきます。
＊アンダンテの集合写真です。ひとりひとりが出来ることを。
岡崎市での、地域生活を楽しみます！地域活動を頑張ります！
私たちとの活動に興味のある方、話だけでもしてみたい方など、お気軽にお声掛けください。
障害の有り無しは関係ありません。今年度もアンダンテへの、お力添えを宜しくお願い致します。
▼これまでの活動です。
https://ameblo.jp/andante2020/entrylist.html
アンダンテ一同
