おかざき市民活動情報ひろば人材育成部会活動紹介マンスリーイングリッシュサロン 2021/6 ドイツ

マンスリーイングリッシュサロン 2021/6 ドイツ

公開日:2021年06月11日 最終更新日:2023年01月05日

タイトル マンスリーイングリッシュサロン 2021/6 ドイツ

詳細

今回の講師は、ドイツ出身の
Adrianさんです。
Adrianさんは、6か月前に岡崎に
来られ、現在博士号取得のため、
国立分子学研究所にて化学の
研究を進めています。
今回は、ドイツの歴史、東西統一
の影響、Adrianさんの出身地の
文化、食べ物、ご自身の生活など
についてご説明をいただきました。

まずは、イントロ。
オクトーバーフェストは
ミュンヘンで開催される
世界最大規模の祭り。
ビールの値段は20年で約
7割上昇し、1杯1500円
程度になった。

ノイシュバンシュタイン城は、
世界有数の観光地、
多くの観光客が訪れる。

首都ベルリン。
クラブは多くの客で賑わう。

ドイツは過去多くの時代に
おいて分割されていた。
ローマ人でも統一でき
なかった。

中世は混沌とした時代。
魔女狩りとして、女性を
ケージに入れて川に流す
ようなことも。
宗教的な戦争は30年も
続いた。

ドイツは1813年までナポレオン
によって占領され、ナポレオン
は多くの小さい州を作った。

ヒトラーは独裁政治を行い
世の中の状況は一層悪く
なった。
刑務所に続く鉄道線路が
あった。

第2次世界大戦後、西ドイツは
英、仏、米に占領され、東
ドイツはソビエトに占領された。
鉄のカーテンの建設が1961年に
始まった。

鉄のカーテンは1989年11月
9日に取り壊された。
1990年10月1日が正式な
東西ドイツの統一の日であり
国民の休日となっている。

東西ドイツの統一について
人々の受け止め方は複雑。
Adrianさんのお母様は、長年
友好関係にあり文通をして
いた東ドイツの友人と、
統一後自由に行き来できる
ようになったにもかかわらず、
間柄がギクシャクした。
東ドイツの人々からすると、
国や文化、労働が西ドイツに
奪われたと感じたようだ。

Adrianはさん1994年、米国
ルイジアナ州で生まれた。
しかし育ったのはドイツ。
お母様は良く転居されましたが
Adrianは一か所で育ちました。
米国とドイツ両国の国籍を
持っている。
18歳の妹さんがいる。

また、Adrianさんは長年
親交を持っているペンパルが
千葉に居て、今回日本に来て
初めて会うことができた。

ドイツの教育制度は、19歳で
実業(大工、工事者など)面
に進む人と、大学へ進学する
ためのAbitur取得に分かれる。
AdrianさんはAbiturを取って
大学へ進学、妹さんも現在取得中。

Adrianさんが育ったミュン
スタ地方は田舎の町。
訪れてあちこち回るには
自転車が便利。

デュルメンには、欧州で
最後の野生馬の生息地が
ある。

デュルメンにはまた特別な
スポーツカーメーカーが
ある。
BMWのエンジンを使う以外は
全て自社製だが、価格は
2500万円以上。

ミュンスタはまた穀物と
その蒸留業が盛んで、Sasse
などのウイスキーがあり、
各蒸留所ではガイド付き
ツアーが行われている。

ミュンスタは人口約30万人で
岡崎より少し小さい町。
住民の多くは、学生か大学に
関係した人々。
Adrianさんは片道5分の自転車
通学。午前は講義、午後は化学
実験が基本パターン。
食事は自炊、昼も食事に戻る。

ビールを製造した後のモルトは
加工され、香ばしいパンに
なる。

シュテンフェストでは、人々は
木や粘土で出来た鳥を撃ちます。
成功した人は王として祝福され
る。
町のバンドが音楽を演奏し、
大量のビールが飲まれる。

ドイツでは多数の地方ごとの
パンがあり、約3000種もある。
ドイツのパン作り文化は、
ユネスコの文化遺産にも
なっている。

ドイツの北方ではコーヒーより
も紅茶が飲まれる。
キャンディの塊を最初にカップ
に入れ、それから紅茶を注ぐ。
クリームかミルクを加え、
決してかきまぜないのが流儀
だそう。

プレゼンの後、語学、スポ
ーツ、環境、難民など多数の
質疑がなされた。
岡崎に来てからの6か月間で
イヤな思いをしたことがない
とのうれしいコメント。

この記事を見た人はこんな記事もチェックしています