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マンスリーイングリッシュサロン 2022/1 ブルネイ

公開日:2022年01月20日 最終更新日:2023年01月05日

タイトル マンスリーイングリッシュサロン 2022/1 ブルネイ

詳細

今回の講演者はブルネイ出身の
Wong Seow Chuiさん(以下、ウォン
さん)です。
ウォンさんは大学卒業後、ブルネイで
弁護士をされていましたが、合気道と
出会い魅せられ、合気道の修練のため
1年の予定で来日しました。その後
ますます合気道を極めることに魅力を
感じ、日本在住を延長し現在10年目と
なりました。   
当日は、民族衣装を着用し、前半は
ブルネイ、後半はご自身についての
説明をしていただきました。
ウォンさんが領事館で確認した
ところ、現在日本在住のブルネイ
出身者は32名、大部分が学生との
こと。

国名の後半は”平和の地”という
意味。国の広さは三重県並み、
人口は春日井市並み。
国は4つのディストリクトに分か
れており、首都のあるBrunei-
Muaraが最も小さいが人口の
3/4が集中している。
原油、天然ガス生産が主要
産業。シェル1社のみ。

国旗の色、中央のマークには
それぞれ意味がある。
一番上の旗と傘は王国を
示し、中央の手は政府による
福利、平和、繁栄を表す。
医療、教育費はほぼ無料。
手術が必要な重病患者は国が
マレーシアへの移送をアレンジ
してくれ、エスコート一人を
付けてくれる。

かつてブルネイはボルネオ島
全体を治めていたが、英国、
オランダの進出により縮小。
英国の保護国(植民地では
ない)となった。
1984年1月1日に独立したが、
記念日としては同年2月23日。
現在の王は29代のハサナル・
ボルキア王で、総理、経済、
防衛大臣も兼任。

主たる産業は原油および天然
ガス生産でGDPの58%を占め、
サービス業が36%。

航空会社は1974年に設立された
国営会社。
成田からの直行便があり、所要
時間は約7時間。
国王はパイロット資格も持って
おり、毎週土曜日には飛行を
楽しんでいる。

ブルネイは小さい国なので、
鉄道は無い。移動に便利なのは
車。車でなければバスも利用
できる。運賃は1ドル。時刻表
は無い。水上タクシーもあり、
運賃は50セント。
通常のタクシーは高価。

ブルネイの手工芸品は、
織物や銀製品。

ブルネイは海岸線があるため、
料理ではシーフードが豊富。
ブルネイ特有のアンブヤは
タピオカに似た、餅の
ような食べ物で箸で食べる。
ナシレマは朝食として一般的。
パームシュガーで作った
デザートもあり。

首都にあるオマール・アリ・
サイフディン・モスク。
2つの国立モスクの一つ。
エココリドウパークと呼ばれた
公園と一体となっており、
遊歩道としての橋を歩いて
行ける。
28代の王を記念して28のドーム
が造られている。

もう一つの国立モスク。
ジャメ・アスル・ハッサナル・
ボルキア・モスル。
29代の王にちなんで命名。
大理石で装飾された巨大な
モスク。5000人を収容でき、
5つの噴水がある。見学ツアー
も可能。中に入る際には黒い
ローブを着用する。

動画では美しいモスクの内部
が見られた。
ツアー客、祈りを捧げる信者が
見られた。

ウォータービレッジ周辺の
サファリツアー。
ウォータータクシーで観光
できる。運賃は20ドル程度で
あるが交渉可能。
マングローブ地帯では特有の
サルが見られる。クロコダイル
やヘビを見ることもあり。

ウォータービレッジ。
火事により焼失し新しくなった
建物が多い。
近代の設備が供えられている。
しかし、古いままの家では
トイレは単なる穴だけ。
ツアーではない通常の移動の
ボート運賃は50セント。

現国王の即位25周年を記念して
建造された王室ミュージアム。
王室が所有する宝物や、日本を
含む各国からの寄贈品が展示
されている。

ベラロング国立公園。
キャノピーウオークが楽し
める。
ブルネイマウラとタンブロング
2つのディストリクトの間に橋が
建立され交通の便が良くなった。

ブルネイの主要産業、セリアの
天然ガスプラント。
政府とシェル、三菱の共同
事業。
天然ガスの70%は日本へ輸出
される。
石油10億バレル生産のモニュメントや稼働中の石油採掘ポンプ
が見られる。

ウォンさんの家族。
3人の兄弟はそれぞれスポーツ
が得意で、国内上位レベル。
特に2番目の兄はテニス選手で
国内トップレベル。
学校制度は英国を基本にして
おり授業は英語で行われる。
学校は12:45に終わり、その後
は他の活動に費やされる。

ウォンさんはロンドンで大学
卒業後、ブルネイに戻り弁護士
として働いた。8年後、合気道の
修練のため1年の予定で日本へ
来られた。

ウォンさんは趣味として
スキューバダイビングも
楽しむ。

ウォンさんは2007年に合気道
を始めた。
2008年にブルネイが和歌山県の
田辺で行われた合気道の国際
大会に参画した。これが機会と
なり訪日。

日本滞在は1年の予定であった
が、その後も延長し現在に至る。
ウォンさんは2年間日本語学校で
日本語を勉強し、現在は名古屋
栄の英語学校で英語教師をして
います。
住まいは、気守道場のある
春日井市。

春日井市の気守道場での朝
稽古。
動画では投げた時に大きな音が
するが、受け身を適切にして
いるため痛くはない。

澤田師範による合気道のデモン
ストレーション。
合気道は攻めるのではなく、
自衛の技、相手の力を使って
技をかける。

ウォンさんは合気道を極める
ため、期限無しに日本に住む
ことを決めました。
その後、合気道の知り合いから
現在のご主人を紹介され、信頼
しあえるパートナーとなり
結婚されました。

講演では、スライドと動画に
加え、板書での説明も併せて
説明いただきました。

公演の後、合気道と柔道、隣国
との関係、海外留学、貧困問題
、将来人口などについて、
盛んな質疑応答が行われました。

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