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マンスリーイングリッシュサロン 2023年6月 インド

公開日:2023年06月05日 最終更新日:2023年06月08日

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今回の講師は、インド出身のJesi Palasse さん(以下、ジェシーさん)です。

ジェシーさんは、岡崎市の分子科学研究所の学生です。

昨年12月、”英語でチャット“のコーディネーターとしても、我々の活動に参画して下さいました。

今回はインドの歴史、地理、文化ならびにジェシーさんの出身地であるケララ州について講演をしていただきました。

ジェシーさんは、ベジタリアンではないので、すき家の牛丼とココイチのカレーが好きだそうです。

なお、ジェシーさんは我々のOIA人材育成部会にも入会され、今後ボランティアとして共に活動してゆきます。

 

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インドは南アジアに位置し、パキスタン、ネパール、中国と接する。

北には世界最高峰のヒマラヤ山脈がある。

世界で7番目に大きい国土、29の州と5つの連邦直轄領からなる。

325の言語と1652の方言があり、22の公用語がある。

宗教も複数あり。

 

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インドでは古代からインダス川流域において、文明が発展した。

道路、焼成レンガでの建物が建造された。ハラパとモヘンジョダロが最も有名。

進んだインフラ(衛生設備、排水、汚水設備)が造られた。

農業とともにメソポタミアやエジプトとの貿易も行われた。

 

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ヒンズー教が広まり、仏教など他の宗教にも影響を与えた。

 

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人々はカースト制により、4つの階級に分けられ、だれもが親と同じ階級に属し、変わることはなかった。

上から、聖職者、王族・戦士、商人、労働者。さらに下にはカーストに属さない人々もいる。

 

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仏教は世界で4番目に大きい宗教。

紀元前5世紀に生まれ、アジアの国々に広まったが、インドでは実質的には消滅した。

 

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タージマハールなど当時の特徴的な建造物。

 

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ポルトガルを先頭に、オランダ、フランス、イギリスの欧州国が新たな貿易を求めてインドへ

渡って来た。それらは次第にインドを支配するようになった。

欧州国の文化がインドに持ち込まれ、良くも悪くも影響を及ぼし、建築、言語、法制度に

永久的なインパクトを与えた。

インド人の不当な処遇に対して反発し、国家主義が起こった。

 

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インド独立の父、ガンジー。

彼は非暴力の立場で行進やハンストで欧州国に抵抗し、インドの独立を推進した。

 

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インドの独立記念日は1947年8月15日。

国旗の各色、サフランは勇気、白は平和、緑は豊穣を象徴。24本スポークの車輪は正義の象徴。

 

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インドの象徴。 鳥⇒くじゃく、動物⇒虎、花⇒はす、木⇒ベンガル菩提樹、果物⇒マンゴー。

 

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インドの言語は地域により異なる。22の公用語、1000を超える方言がある。

ヒンディーが最も広く話される言語。

地域によって言語が異なるので、インド人同士でも言葉が通じないことがある。

ジェシーさんは南部出身のため、北部出身の友人とは言葉が通じず、英語で会話するそうです。

 

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宗教は多数あり、ヒンズー教が最も多く、以下イスラム教、キリスト教である。

 

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インドの気候は、春、夏、秋、冬とモンスーンの5季。

西部では砂漠、北部では雪山、南西部では多湿熱帯雨林が特徴。

 

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インドのスパイスは豊富で様々な料理に使われる。

 

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インドでは年長者を敬い、他の人を尊敬し助け合う。

家族を大切にし、近隣者や親戚と密な関係を保つ。

結婚は親によってアレンジされることが多い。

 

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結婚式は地域や宗教によって様式、やり方が異なる。

 

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服装は地域や気候によって異なる。刺繍や柄、色も多様である。

 

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インドで開催される様々なフェスティバル。

ディワリーでは人々は家に小さな明かりを飾り美しい夜となる。

ナヴラトリでは皆がダンスを踊り楽しむ。

ホーリーではカラフルなコスチュームで祝う。

 

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ジェシーさんの出身地はインド南西部、アラビア海に面したケララ州。南北に細長い州。

美しい自然に恵まれココナツの木が多い。暑からず寒からず気持ちの良い気候である。

インドで最も学識レベルが高く発展した州である。

14のディストリクト(日本の県に相当)があり、州都はティルヴァナンタプラ。

 

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ベジタリアンでない人の食事。            ベジタリアンの食事、サディア。

魚、鳥肉、肉を食べる。               多くの野菜やスープがバナナの葉の上に供される。

                          デザートはパヤサム、日本のプディングに似たもの。

 

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ケララの祭り、オナム。

かつてケララを治めたマハバリ王が年に1回帰ってくることを祝う。

家族が集まり、伝統衣装を着、プーカラムと呼ばれる円形の花飾りを作る。

サディアを食べ、伝統的なゲームや歌を楽しむ。

 

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ヒンズー教寺院の祭り。               ヘビのような長いボートでのレース。

 

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カタカリ                         モヒニアッタム

  ケララ州の伝統舞踊。特別なメイク、                         ケララ州の伝統舞踊。         

  指や体の動き、表情でストーリーを表す。           女性によって踊られる。

 

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カラリパヤット

   ケララ州発祥の武術。他のインド南部の州でも行われる。二人で戦う競技。

   空手やカンフーに似た競技。

 

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ケララ州は美しい自然に恵まれ、観光地としても魅力的。

バックウォーターと呼ばれる水郷地帯。ここでは宿泊できるボートもあり。

有名な寺院、茶畑、滝などの観光スポットがある。

 

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講演の後、Q&Aに対応していただきました。

2桁掛け算の暗算、カースト制と人の権利、中国との関係、食べ物(牛丼、カレー、バナナ)、

交通状況、映画ビジネス、教育制度など盛沢山の話をしていただきました。

ありがとうございました。

                          (文責 人材育成部会ボランティア 中野一男)

 

 

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