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マンスリーイングリシュサロン 2024年1月 アメリカ(マサチューセッツ)

公開日:2024年01月09日 最終更新日:2024年01月11日

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今回の講演者は、アメリカ(マサチューセッツ州)出身の Michael Bermudesさん

(以下、マイケルさん)です。

マイケルさんのご祖父母様はスペイン、お父様はフィリピン出身だそうです。

今日はマイケルさん自身のこと、アメリカの概要、マサチューセッツ州、州都ボストンについて

興味深い話を聞かせていただきました。

 

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マイケルさんは、ボストン大学にて看護師の学士、修士課程を卒業。

その後、ハーバード MITにて医療科学教育を卒業。

 

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ボストン大学およびハーバードMITのロゴ。

マイケルさんは当初看護師を目指してはいなかった。ジャーナリストになりたかったが、2000年~

2010年代後期にジャーナリストが危険な状況に会うことがあった。

そのためマイケルさんのご両親は他の道を勧めた。この時期、看護師になることがポピュラーであり

収入も良かったので看護師を目指すことにした。

 

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マイケルさんが勤務したボストンメディカルセンター。

1年目は救急対応部署にて勤務。1月1日には新年祝賀花火での事故によるケガ人が多数来院した。

2年目はICU部署にて勤務、医療研究チームに属した。癌治療に関する多くの研究も行った。

 

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この病院では屋上農園にて野菜を栽培し、院内カフェテリアにて供されている。

院内各部が順番に栽培の担当をする。これにより他部署の人との繋がりも生まれる。

 

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看護師の仕事はマイケルさんにとって良いものであったが、2019年に変化が起きた。

マイケルさんのお母様が癌を患い60歳で亡くなった。

病院で仕事を続けることは、マイケルさんにお母様を思い出させることであり、辛いことであった。

それでマイケルさんは仕事を変える決心をし、日本へ来た。

英会話教師として仕事をするにあたり、最初の1年は鳥取を選択した。

なぜならばマイケルさんはスノーボードが好きで、鳥取には大山があったから。

しかし、運転免許を取るのは難しく、鳥取⇔米子間を列車またはバスで移動しようとすると大変不便であった。

そこで次は岡崎への転勤をした。名古屋ほどビージーではなく、田舎でもなく程良いバランスの町だから。

 

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マイケルさんはAEON英会話スクール岡崎校の先生として働いています。

また、年に3~4回、英語検定スピーキング試験のインタビュアーをやっています。

 

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マイケルさんの趣味は多彩です。

車の運転が好きで、モータースポーツファンです。昨年9月にはスズカサーキットにF1レースを

観に行きました。今年4月にもF1レースがあるので観に行きます。

また、旅行、写真、地方文化の発見、御朱印収集も趣味。

さらにスノーボーディングや合気道もやっています。マイケルさんの英会話教室の生徒の一人が

合気道の講師であり、日曜日には伊賀八幡宮近くの彼の道場で練習をしています。

 

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次にアメリカについての概要。一般にアメリカといわれるが正式名称は The United States of America 。

国の広さは世界第3番目、人口は約3.3億人。首都は西海岸のワシントンD.C.。

公用語は英語、移民が多い国なので次にスペイン語。

アメリカへは太平洋上直行フライトで約10時間。過去にマイケルさんが乗った成田→カタール→

ロサンゼルス→ボストンのフライトでは約16時間。クリスマスシーズンに安いチッケットを選ぶと

こういうコースもある。

 

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アメリカ国旗の各部、色はそれぞれ意味を持っています。

星の数は50州、13本のストライプは国のスタート時の13州、青は忍耐・正義、白は潔白・純真、

赤は勇気を示す。

 

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アメリカスタート時は東海岸の13州。マサチューセッツ州はその一つ。

 

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アメリカには16世紀に世界各地からそれぞれの目的を持って人々が移ってきた。

当初アメリカはニューワールドと呼ばれた。

アメリカに渡って来た人々は、アメリカ原住民よりも進んだ武器を持っていたため、1616年には

アメリカ原住民の75%が殺されたと推計される。19世紀半ばまでにアメリカ原住民はミッドウエストの

小さい地域に移動させられた。

 

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1776年アメリカは独立宣言をし、全ての人は平等で年齢、性別、出身地に関わらず差別されないことが

宣言された。皆が平等であるからアメリカでは全ての人がファーストネームで呼び合う。

しかし現在に至るまで肌の色による差別はあるのかも知れない。黒人男性が白人警察官に射殺された

ことを発端に "Black Lives Matter"  運動が全米に広がった。

”黒人”という肌の色で言う表現は良くない。”アジア系の” ”アフリカ系の” という表現の方が良い。

20世紀以降の歴史では、2度の世界大戦、アメリカ同時多発テロ(9/11)、2008年初のアフリカ系

アメリカ大統領(オバマ氏)誕生、2020年バイデン大統領が最高齢アメリカ大統領となった。

 

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アメリカにはイースタン、セントラル、マウンテン、パシフィックに加え、アラスカ、ハワイの6つの

タイムゾーンがある。国の中で最大5時間の時差がある。

マイケルさんからクイズ形式で、アメリカ各地と日本の日時算定が出され楽しみました。

 

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アメリカ各地の主要な名所、観光地。

ヨセミテ国立公園、ゴールデンゲートブリッジ、マウント・ラシュモア、自由の女神、グランド・キャニオン、

ディズニーワールド、宇宙センターなど。

 

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マサチューセッツ州は東部海沿いに位置し、アメリカ独立時の13州の一つ。

マサチューセッツのスペル Massachusetts は難しい。

ボストンが州都で、ニューヨークまでは車で約1時間なので週末には遊びに行けます。

 

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マサチューセッツ州で最初に起きたこと。

郵便ポスト設置、魔女狩り(これは事実ではない)、グラハム・ベルが電話を発明、アメリカ最初の

地下鉄、アメリカ最初の灯台、アメリカ最初のチョコレート工場。

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次に食べ物。ベイクドビーンズは糖蜜で包まれ甘いスイーツのよう。

ボストンクリームパイ(右上)はとても美味しい。

ダンキンドーナツはマサチューセッツ州発祥だが、マイケルさんはボストンクリームパイが好き。

 

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海が近いのでシーフードも美味しい。クラムチャウダー、ロブスターロール、オイスターなど。

また、ローストビーフサンドウィッチも良い。

肉とポテト、ニンジン少々を煮たカレーに似た料理 Yankee Pot Roast もある。

ボストンレッドソックスの野球場、フェンウエイパークで売られるフェンウエイフランクは名物。

 

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フェンウエイパーク球場の外に、CITGOという石油関連企業の大看板があり、ホームランが打たれた

時には、皆がこの看板を目にする。大変有効な宣伝。

レッドソックスで活躍した日本人選手は、松坂大輔、上原浩治。吉田正尚は現在活躍中。

バスケットボールのボストン・セリティクスのホームコートは大規模であり、2万人の観客を収容できる。

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フェンウェイパーク以外にもボストンの名所は多数ある。

Freedom Trail は歴史に関わる美術館や教会等を見ることができる4km の通りである。

J.F.ケネディ大統領の生家も公開されている。

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USSコンスティチューションはアメリカ海軍の木造艦船。他にもBoston Tea Party Ship も見られる。

ボストン図書館は大規模であり、170万冊の蔵書がある。

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ボストン コモンはマサチューセッツ州内の最大規模公園であり、1634年に開かれたアメリカ最古の

都市公園。

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新年を祝うイベントは盛大に行われる。マイケルさんは日本で年越しのカウントダウンイベントが

行われないのが意外だったそう。

ボストンでは Dine Out というイベントが年2回開催される。このイベントでは特別価格で料理が

提供される。価格はそれぞれのレストランで異なるが一定額。

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独立記念日を祝うフェスティバルでは多くのイベントが開催される。

多くのアーティストがパフォーマンスを行う。

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大勢の人が参加するボストンマラソンは、世界でも最も古いマラソンの一つである。

過去に爆弾テロ事件があったが、現在は通常に戻り開催されている。

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ヘッド・オブ・チャールズレガッタは、ボストンで最大の川、チャールズ川において10月に二日に

渡り開催される世界最大のボートレース。

 

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マサチューセッツ州の有名人は、J.F.ケネディ大統領、俳優のクリス・エバンス、プロレスラーの

ジョン・セナ 他。

 

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講演のあともQ&Aにて、銃規制、スポーツ、地球温暖化と紅葉、ハーバード大学学長の辞任、肩こり

などバラエティに富んだ話題についてお話をして下さいました。

マイケルさん、ありがとうございました。

 

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熱心に聞き入る参加者の皆さん。参加ありがとうございました。

 

                         (文責 人材育成部会 ボランティア 中野一男)

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