20251008秋の市外研修 若狭の歴史と文化を学ぶー平安の文化財と江戸期の小浜藩ー
公開日:2025年10月09日 最終更新日:2025年10月10日
2025年10月8日(水) 秋晴れのなか、7:30東岡崎南口から27人の参加者とともにバスで出発、一路福井県小浜市へ。
車内では嶋村会長挨拶、参加者の自己紹介、そして嶋村・小川講師から資料をもとに説明があった。
安全なバスの運行を担っていただいた名鉄観光バスの福井さん。
2回の小休憩ののち、最初の訪問地”若狭10万石酒井讃岐守家の菩提寺” 曹洞宗 空印寺(岡崎龍海院の末寺)へ到着。
入り口にある八百比丘尼塚について嶋村会長からの説明があった。次に参加者の多くがビックリした大きな墓石が並ぶ墓所で住職から説明をいただいたあと、本堂に入り開山堂で歴代藩主の位牌を拝観しました。
人魚の肉を食べ、いつまでも若く美しいまま八百年を生きたという八百比丘尼の塚
JR小浜線が開通した後、江戸から運ばれたという歴代藩主と夫人の墓石群
歴代藩主の位牌がある開山堂で住職から説明を受ける。
次の目的地は小浜城跡。今は忠勝を祀った小浜神社と天守閣跡の石垣が残るのみ、参加者から10万石にしては少し寂しいとの声。
天守閣跡から若狭湾を望む参加者
フィッシャーマンズワーフで昼食を摂り、お土産を選んだあと次の目的地、国宝の本堂・三重塔がある真言宗御室派明通寺へ向かう
本堂への階段、少しきつかった。
国宝の本堂で老師から寺の歴史などを拝聴~平安初期806年に坂上田村麻呂公により堂塔を建立されたとのこと
本堂横・三重塔前で老師に頼んで記念写真をパシャリ
たまたま、今月は三重塔が御開帳でガラス戸越しに釈迦如来像と阿弥陀仏を拝観できました。
現在の本堂、三重塔は鎌倉中期1270年に再建されたもの
最後の目的地は鵜ノ瀬。春を告げる催事”奈良東大寺二月堂のお水取り”はここ鵜ノ瀬から地下を通って送られた水を用いて執り行われるそうな。ロマンあふれる吉礼。
嶋村会長より奈良東大寺開山の良弁(ろうべん)和尚の故事の説明を受ける。いわく若狭国小浜下根来生まれで、母親が野良仕事の最中、目を離した隙に鷲にさらわれて、奈良の二月堂前の杉の木に引っかかっているのを義淵に助けられ、僧として育てられたと言われる。
お水送りの儀式(資料館に有ったパンフレットの写真)
ここが鵜ノ瀬
鵜ノ瀬を後にして、一路岡崎へ。帰路車中で参加者から感想・次回以降の研修場所の希望などを伺いながら予定通り18:30に帰着しました。