おかざき市民活動情報ひろば岡崎地方史研究会活動紹介文化・芸術・スポーツ20231212 第9回地域研究講座を開催しました

20231212 第9回地域研究講座を開催しました

公開日:2023年12月15日 最終更新日:2024年02月09日

2024年最後の行事として、12月12日(水) 13:30-16:00、竜美丘会館501会議室において荒井信貴講師から「西三河の山寺について」というテーマでお話をいただきました。興味深いテーマでもあり、49人の参加者が熱心に聴講しました。

西三河の山寺2

平地に造営された伽藍寺院に対して、高野山(空海の金剛峯寺)・比叡山(最澄の延暦寺)など平安新仏教は伝統的な霊山信仰・山の神信仰と結びついた山岳寺院(山寺)での修行へ発展した。

西三河においても平地の北野廃寺、矢作薬師寺、丸山廃寺に対して山寺は今も残る真福寺、瀧山寺、高隆寺。両者の伽藍配置(四天王寺式伽藍配置 vs. 天台宗の伽藍配置)の違いなどをわかりやすく教えていただいた。

上記みっつの山寺以外にも西三河には小馬寺(こまでら)、豊田市の平勝寺、猿投神社(お寺が管理した神社だそうだ)、額田の桜井寺、幸田町の浄土寺、須美天神社などがあり、おおかたが尾根伝いにある山寺とのこと。

奥が深い講義であったので、これを契機に資料を読み返し理解を深めたい。                        

 

 

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