尉ヶ峰(浜松市)2023年1月21日(土)快晴
「マスクと帽子で誰だから分らないよ、マスク取ってくださーい」
厳冬・快晴の太陽がさんさんと降り注ぎ、順光のアングルではとても眩しい。
「誰かが目をつむっているからもう一枚お願いします」
尉ヶ峰山頂での集合写真。
山頂にある写真の東屋の標識は標高が425mとあるが、国土地理院の地図では433mとあり
山頂北東の三角点が424mになっている。
リーダー:渡辺すみ子 サブリーダー:古橋康弘 参加者9名(男性1名 女性8名)
標高433m 累積標高差約+-420m
「乗せてくれてありがとう。バイバーイ」
天竜浜名湖鉄道(全線非電化・単線)の西気賀駅で一両編成の気動車から下車。
新所原駅からの片道運賃は600円。無人駅なので運転手に切符を渡す。
西気賀幼稚園の東から姫街道を横断し急な石段を上がると、オレンジロードに出る。
そこからミカン畑の先に素晴らしい景観が広がり、朝日で白銀に輝く奥浜名湖の右に東名
の浜名湖橋が見える。
舗装のオレンジロードを東に進み、赤砂利稲荷神社の参道の石段の先に登山口がある。
そこを左に鋭角に折れて、オレンジロードに平行の感じで登山道に入る。
右手に何か不自然な建物らしき物が目に入り、二人がのぞき込むようにうかがっていた。
「左が浜名湖佐久米駅で右が尉ヶ峰なのね。あと800mで山頂だって」
11時35分佐久米道分岐に到着。計画は11時5分。JRがトンネル点検で遅延し西気賀駅
スタートが27分遅れとなり、これを考慮するとわずか3分の違い。これは全く計画通り
と言える。計画が素晴らしいのか健脚ぞろいが要因か?
「ストック持ちましょうか」「大丈夫です。なんとか登れます」「お願い、私のストッ
ク持ってください」
江戸時代気賀の領主が猟に来た時、驚いたイノシシがここで転がり落ちた、と謂れがある
「獅子落し」にさしかかる。距離は短いが約80mの区間を50m登る急峻な岩場が続く。
山頂で昼食を済ませ、佐久米道分岐まで戻ってきた。
「ここは往路通ってきたとこなの?」「マップを見てください。現在地はどこですか?
とても分かりやす地点ですが」休憩を兼ねてマップの読み方の学習を行った。
「くノ一軍団」姫街道に現る!?。
古い石畳が続く姫街道の引佐峠に到着。
「ここを西に向かうと昨年5月7日に行った、嵩山から三ケ日の姫街道に通じます。
この先しばらく歩きにくい石畳の下りが続きます。足元に注意してください。
西気賀駅の駅舎は国の登録有形文化財に登録されている。
1938年(昭和13年)国鉄の二俣線の駅として開業した。
1987年(昭和62年)第三セクター化で天竜浜名湖鉄道(通称天浜線)の駅となり、2011年
(平成23年)に登録有形文化財に登録された。1日の平均乗車人数は30数名の無人の小さ
な駅です。
この情報は、「みなみ里山の会」により登録されました。