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マンスリーイングリッシュサロン 2026年3月 スイス

公開日:2026年03月11日 最終更新日:2026年03月14日
登録元:「人材育成部会

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今回の講師はスイス出身の Dolma Michellod さん(以下、ドルマさん)です。

ドルマさんは岡崎の基礎生物学研究所(NIBB)の特任助教で、進化ゲノミクス研究室の所属です。

最近1か月ほどドイツの研究所へ研究に行っていたそうです。

今日はスイスの地理、歴史、政治、自然、食、スポーツなど広く説明をしてくださいました。

 

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ドルマさんの名前の発音は日本の ”だるま” と似ています。覚える参考にとのこと。

ドルマさんはスイスで生まれ育ち、その後博士号取得のためドイツのブレーメンに行きました。海洋生物と昆虫の3種類の

生物の研究をしました。その後岡崎の基礎生物学研究所にて研究をしています。

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スイスとスウェーデンを混同する人が沢山います。スウェーデンは欧州北方の大きな国。スイスは欧州の真ん中の小さな国です。

スウェーデン政府が間違えずに、スウェーデンへの旅行を促すようPR動画を作ったほどです。

スイスとスウェーデンは色々な違いがあり、スイスには時計、ナイフ、チーズやチョコレートなど多くの特徴があります。

 

 

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スイスは小さな国で日本の約1/10の広さ、最低地は標高193m、最高地は4634mです。

 

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スイスの首都はジュネーブでもチューリッヒでもなく、ベルンです。

しかしスイスには公式に首都と定義された都市はなく、ベルンは連邦市です。

政府はここにあります。小さな町ですが住むにもショッピングにも良い町です。ここには泳いで通勤する人達がいます。防水バッグに

荷物を入れて泳ぎます。通勤渋滞も混雑もなく便利なようです。

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スイスの人口は870万人。そのうち25%は外国人、11%のスイス人は海外にいます。スイスは日本に次ぐ世界2番目の長寿国。

スイスは多様性社会であるため、50万以上のラストネームがあります。最も多いラストネームはドイツ系のミランですが

それでも全体の0.6%であり、日本の佐藤1.5%よりずっと少ない。

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スイスには4つの公用語がある。ドイツ語(赤エリア)、フランス語(青エリア)、イタリア語(緑エリア)、

ロマンシュ語(黄エリア)。また英語も良く話されます。テレビやラジオの放送局でもそれぞれの言語での放送があり、

話者は担当チャンネルを移動して放送を行う。

 

 

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スイスは世界で最も鉄道網が充実している。スイスの年間列車走行距離は欧州ではトップであるが、日本はさらに多い。

スイスの鉄道のうち最も長いトンネルは57km、最も高地にある駅は3,454mにある。

このトンネルの建設には大変な苦難を伴った。

サンモリッツからツェルマットへの急行列車は世界で最も遅い。8時間を要し、91のトンネルと291の橋を走る。

夏、冬それぞれ素晴らしい景色が見られる。

スイスの各駅の時計は全体がシンクロされており正確さを保っている。各駅の時計は1分が60秒ではなく、58,5秒に

設定されており全体シンクロにより正確さを保つ。

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スイスは1291年に3つの州からスタートし、現在は26の州で構成される。

歴史上有名なウイリアム・テルの物語。子供の頭上にリンゴを置き弓矢で射る話はオペラで数多く上演された。

 

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スイスの紙幣は大変カラフル。もっとも大きな額の1000スイスフランは日本円の20万円にあたる高額で、ドルマさんは

実際には見たことがないそうです。

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スイスの政治システム。26の州は元々独立していたため現在も各州は力を持っている。連邦評議会は7人のメンバーで

構成され、全ての主要政党が共同責任を持つ。大統領はこの7人の輪番で1年ごとに交代する。

直接的なデモクラシーが保たれ、年に何回もの投票が行われる。一方で動きが遅い面もあり、女性が選挙権を得たのは

1971年。1985年までは女性が単独で銀行口座を開くことができなかった。

 

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世界でもっとも古くからの中立国であり、1815年以降戦争はしていない。中立を維持することは難しいが、強い外交と

人道主義により保っている。

ロシア、ウクライナ問題についても中立を守っている。中立を守るための正しいバランスを見出すのは大変難しいことである。

スイスガードと呼ばれる軍隊は世界で一番小さい200人以下の軍隊であるが、16世紀からローマ教皇を守っている。

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スイスアルプスの美しい山々。

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スイスで最も有名な山、マッタ―ホルン、4478m。この山の岩盤の起源は、スイスかイタリアかアフリカかという議論がある。

トブラローネはモンブランの三角形を元にしたチョコレート菓子。

麓の町ツェルマットは富士河口湖町と友好都市。

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シャーレと呼ばれるアルプス山中の家。農家ファミリーが牛を山で育てる夏の間住む家。

 

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スキー、ハイキング、マウンテンバイクなど様々なアウトドアレジャーが楽しめる。

バックカントリースキーも盛ん。バックカントリースキーでは雪山を登るためスキーの裏に滑り止めのスキンを装着する。

昔はアザラシの皮が使われたが現在は人工のものもある。早朝に出発すれば山頂で美しい日の出が見られる。

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プラネットトレイルはは太陽から冥王星までの太陽系惑星を、100万㎞を1mに縮めたスケールで配置したハイキングコース。

 

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ドルマさんのホームタウンはシオンという人口3.6万人の小さな町。

ドルマさんのご実家からスキー場までは15分で行けるそう。

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ここにはヴァレール城とトゥールビヨン城の遺跡がある。これらは13世紀に建てられたもの。16世紀に描かれた絵と同様な姿が

現在も見られる。シオンでは古き良き町と市場が楽しめる。

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スイスの料理ではチーズ、ポテト、ベーコンのどれかの組み合わせが一般的。

小さく切ったポテトとベーコンを炒め卵をその上に置く料理。チーズフォンデュは2種類のチーズを白ワインで煮込みパンで味見して

食べます。朝食としては、ヨーグルト、フルーツ、シリアルを混ぜ、一晩置いて朝食べるのがポピュラー。

スイスの国民食であるソーセージもあります。生でも調理しても美味しいです。ピクニックに出かけ焚火で焼いた思い出を

持つ人は多い。スイスの人はチョコレートやチーズが好きで食べ過ぎているでしょう。

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ヴァレー州の料理。チーズラクレット、黒パン、アプリコットパイなど。

ラクレットはチーズの表面を熱して溶かし削り取ってパンやポテトの上に載せて食べる。

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アプリコットはドルマさんの好きなフルーツの一つ。パイを作ったりジュースや酒、ジャムも作る。

谷の両側にはワイン作りのためのブドウ園が広がる。豊富な日差しと夏場の乾燥がブドウの生育に良い。

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スイス特有の動物。セント・バーナードは大型犬で山での遭難者救助に使われる。バーニーズ・マウンテンは牧羊犬です。

山岳地帯では警備用の羊もいます。首が黒いヤギもいます。

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夏の間、各地から集まる雌牛の戦いが行われ、女王が決められる。その年の女王牛を持つことは農家にとって大きな名誉です。

 

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アルプスで最大のアレッチ氷河。20kmの長さ、広さ78㎢、体積11㎦。

他にもローヌ氷河がありローヌ川の源流である。

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サッカー、スキー、アイスホッケーなどがスイスで人気のスポーツ。そしてテニスも。

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冬の終わりを祝うカーニバル。怖いお面で悪霊を追い払う祭り。日本の「なまはげ」と似た様子。

 

 

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講演の後には、日本の印象、スイスの消費税、軍隊、など多くのQ&A に対応してくださいました。

ドルマさん、ありがとうございました。

 

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聴講の皆さま、ご参加ありがとうございました。

                          (ホームページ担当 人材育成部会ボランティア 中野一男)

 

この情報は、「人材育成部会」により登録されました。

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