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マンスリーイングリッシュサロン 2026年5月 アメリカ、ニューヨーク州

公開日:2026年05月12日 最終更新日:2026年05月14日
登録元:「人材育成部会

 

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今回の講師はアメリカ、ニューヨーク州出身の  Meghan Luft  さん(以下、メーガンさん)です。

ご存じの方も多いと思いますが、英語学校の先生トレバーさん。トレバーさんもこのイベントで講演してくださいましたが、

メーガンさんはトレバーさんからのご紹介です。

メーガンさんは現在ヤマサ言語文化学院にて日本語を勉強しています。

今日はニューヨーク市ではなく、ニューヨーク州北部について話をしてくださいました。

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メーガンさんはニューヨーク州東部のニスカユナで育ちました。ニューヨーク市から北へ約3時間の場所です。

大学卒業後、リトルフォールズで医師助手として働いていました。ここで働いていた間、さらに西にある

ユーティカに住んでいました。人生のほとんどをニューヨーク州北部で過ごしました。

では、ニューヨーク州北部とはどのエリアかというと公式な定義はありません。一番南のニューヨーク市以外は全部ニューヨーク州

北部という考え方もあります。

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ニューヨーク州北部にはもともとネイティブアメリカンの5つの部族が住んでいた。後にもう一つ加わり6つの部族が

居住した。彼らは自らをロングハウスの民と呼んだ。

 

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彼らが居住した住居。彼らは農業を営むとともに鹿、七面鳥、ビーバーなど地元の動物も飼育した。

ヨーロッパの人々が入ってくるに伴い彼ら原住民の居住地は減少し、現在は「ネイティブアメリカン居留地」として州の

外縁部の住んでいる。

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ニューヨーク州は農業で重要となり、オールバニとバッファローを結ぶエリー運河が建設された。この運河により発展途上に

あった西部とアメリカ合衆国が結ばれた。

 

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エリー運河は水上物流を担い経済発展に寄与した。右上写真の閘門はメーガンさんのホームタウンの近くにあったので

ピクニックに行ったり、散策や探検などをして遊んだ。

現在は高速道路や鉄道の発展によりエリー運河は交易にはそれほど必要ではなくなったが、ニューヨークの経済発展には

非常に重要であった。

 

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ニューヨーク州北部の主要な都市について西から順に説明します。まずバッファローとナイアガラの滝。カナダとの国境近く。

ここは食文化で知られ、頻繁にレストランウィークが開催され人々が外食を楽しみます。バッファローウイングは代表的な

チキンの料理です。

また、スポーツ文化もあり、アメリカンフットボールのチーム、バッファロー・ビルズは非常に人気がある。

 

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さらに西へ行くとロチェスターがあります。ここはフェスティバルの町として知られており毎週末にフェスティバルが

開催される。右上はジャズフェスティバルの様子。春にはライラックフェスティバルが開催される。

また、コダックカメラ社発祥の地。ウエグマンズというアメリカ東部で一般的な食料品のチェーン店もある。

食文化ではガーベッジプレートという料理があり、ソーセージ、チリ、フライドポテト、マカロニサラダが1つのさらに

盛られた料理。

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次にフィンガーレイクと呼ばれる地域。湖が指のような形に並んでいる。この地域には美しい風景とたくさんのワイナリーが

ある。赤い点は全てワイナリーで人々はワイナリーツアーで訪れることができる。

 

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このエリアにはワトキンスグレンという公園があり、多くの峡谷があり美しい風景が見られる。

 

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次にユーティカ。メーガンさんが数年間住んでいたところ。イタリア系移民の影響を受けた特徴的な食文化がある。

チキン・ブリギーズ、トマトパイ、ユーティカ・グリーンズ、ハーフムーンクッキーなど。

アメリカでは1920年代に禁酒法がありアルコールは禁止された。1930年代に禁酒法が終了しその後できたビールの一つが

ユーティカ・クラブ。これは現在もこの地域で造られている。

 

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ニューヨーク州ではカーリングが人気で、ユーティカにもカーリングクラブがある。

さらに西へ行くとクーパーズタウンという町がある。人口1800人の小さな町だが野球殿堂があることで有名。

殿堂入り式典の日がこの町に最も多くの人が訪れる機会。最近ではデレク・ジータやマリアノ・リベラが殿堂入りした。

(昨年イチローが殿堂入りした。担当者追記)

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もう少し北東にはアディロンダックがあります。ここは600万エーカーの森林保護区で、たくさんの山や湖があります。

ハドソン川もそこを流れている。アメリカ本土で最大の森林保護区であり、イエローストーンやグランドキャニオン国立公園

よりも大きい。アディロンダックで人気の活動はハイキングに加え、川下りです。

 

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次にサラトガ。ここではサラトガ競馬場が有名で、毎年トラヴァース・ステークスという大きな競馬レースが開催される。

ケンタッキーダービーなどのアメリカ主要3大レースを制した馬をトリプルクラウンと呼ぶが、そういう馬がトラヴァースでよく

敗れるということがあり、ここはチャンピオン達の墓場とも呼ばれている。

サラトガのミネラルウォーターは骨や消化器、肌に良いということで有名。

サラトガ・パフォーミング・アート・センター(SPAC)では、バレーやコンサート、音楽フェスティバルが開催される。

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オールバニはニューヨーク州の州都であり、州議事堂や政府庁舎があり美しく素晴らしい建築である。

無料で一般公開されている博物館や冬にはアイススケートもできるエンパイヤ・ステート・プラザがある。

 

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最後にスケネクタディ。メーガンさんが育った場所から約10分のところです。

ここは1892年にトーマス・エジソンによりゼネラル・エレクトリック(GE)が創設された場所で、世界を照らし運営する町

として知られた。また、ALCO鉄道会社もあった。

プロクターズという大きな劇場があり、全米ツアーの公演が多く開催される。

スケネクタディには教会も多い。これは昔この地域が細かく分かれていたため、イタリア系地区やドイツ系地区などでそれぞれの

教会が造られたからである。

 

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ニューヨーク州は四季がはっきりしている。とても涼しい秋、長くて寒い冬、穏やかな春、そして暑く湿度の高い夏。

メーガンさんは秋が一番好き。秋には州内各地にあるリンゴ園でリンゴ狩りができます。時期によって色々な種類の

リンゴがあります。またリンゴ園ではアップルサイダーが買えます。一部のリンゴ園ではハードサイダー(アルコール入り)や

ビールを造っています。リンゴパイやブルーベリーパイなども買えます。アップルサイダー・ドーナツというものもあります。

右下写真はメーガンさんがお兄様ご夫妻とハイキングに行ったときのものです。

 

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冬は少し憂鬱に感じることもありますが、アイススケートやスノーチュービングが楽しめます。

カーリングも行われる。左の写真はスケネクタディカーリングクラブのもので、メーガンさんのお父様が写っています。

 

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春にはたくさんの祭りやイベントが開催される。オールバニのチューリップフェスティバルやロチェスターにはライラック

フェスティバルがある。メーガンさんの故郷ではスケディーというイベントがある。午前中にはパレード、その後は屋台や

乗り物、夜には花火がある。

 

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夏には多くの人がサラトガ競馬場へ行き、競馬を見たり賭けたりする。またミニゴルフも人気。

7月4日の独立記念日には各地でお祝いが開催される。オールバニのエンパイヤ・ステート・プラザ付近ではたくさんの

花火が上がる。どの地域にもアイスクリームを食べに行く場所があり、メーガンさんの故郷には川のそばに

ジャンピング・ジャックスがあった。そこではオニオンリング、ハンバーガー、コールスローなどのフードやさまざまな

アイスクリームが買える。夜には花火大会がある。

 

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講演のあとは多くのQ&Aに対応してくれました。なぜ日本に来ようと思ったか、なぜ岡崎を選んだか、ニューヨーク州北部を

旅行するにあたっての日数、移動交通手段、お土産など、アメリカと日本の住宅地と商業エリアの構成の違いなど熱心に

説明してくださいました。

メーガンさん、ありがとうございました。

 

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メーガンさんの講演のあとは今月からスタートの新コーナー。MESミニコーナーとして人材育成部会ボランティアの

フェデさん(イタリア出身)が英語表現に関する意外な意味やその表現が生まれた背景など興味深い説明をしてくださいました。

 

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アメリカとヨーロッパの間では人、物、文化の行き来があり互いに影響し合った。アメリカ文化にはヨーロッパとの

つながりがたくさんある。例えば、自由の女神はフランスからの寄贈、ハンバーガーという名前は、ドイツのハンブルグ

から来ている。

英語の単語や文法を学ぶだけではなく、このような文化の交流、文化の背景を知ることが英語の理解に役立つ。

先ほど講演されたメーガンさんのファミリーネームは ”Luft” ですが、これはドイツ語で空気という意味。ドイツにルフト

ハンザ航空という会社がある。なのでメーガンさんの家系のどこかにドイツ系のルーツがあるのかも知れないと

理解できます。

このようなことを頭に置きながらいくつかの英語表現を紹介します。

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(上)スイスが永世中立国であることに基づいて、自分が中立でいる、どちらの味方もしないという意味です。

(中)悪い言葉や下品な言葉を使う前に使う表現。

(下)ギリシャ語は独特なアルファベットを持っているので読めない人には意味不明。そういうことに基づいて

   全く分からないということ言う表現。

 

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(上)昔、イギリス人がオランダ人に対してケチというイメージを持っていたことからこの表現が生まれたらしい。

(中)その土地の文化に適応し、ルールに従う意思を示す大切な表現。

(下)遠慮せず連絡して下さいとの表現。

それぞれ映画の中で話されている場面の動画も見せていただきながら、興味深い英語表現を紹介していただき、印象に残る

説明でした。

次回以降もこのミニコーナーは続きます。乞うご期待。

フェデさん、ありがとうございました。

 

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熱心に聴講される皆さん、ご参加ありがとうございました。

                          (ホームページ担当 人材育成部会ボランティア 中野一男)

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