子どもワールドレクチャー 2026年8月
8月23日に毎年恒例の「子どもワールドレクチャー」をリブラにて開催しました。
小学生親子と中学生に向けて、3人の外国人講師が日本語でそれぞれのテーマについて
説明をして下さいました。
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本題の講演の前に、竜海中学校の生徒の皆さんと3人の講師、他の外国人の方と
懇談会を行いました。生徒の皆さんは英語にチャレンジしながら、懇談を楽しんで
おられました。
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最初の講演者は中国出身のハンさんです。ハンさんは、基礎生物学研究所の特任教授です。
今回は職業と男女性別の状況と、これから社会に出てゆく皆さんへのエールがありました。
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まず、ハンさんから上の3つの職業についてどのようなイメージを持っているかという
質問がありました。学生の皆さんからの回答は、看護師は女性が多め、消防士は男性が多く、
科学者は男女半々ぐらいというイメージでした。
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海外では女性消防士、男性看護師も多くいます。
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この写真はハンさんが研究業務をしている研究室の様子です。あえて女性が多く
写っているショットだそうです。
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上のグラフは、子どもたちが科学者は男性だと思う割合についての調査結果をまとめたもの。
数十年まえは科学者は男性と思う割合が高かったが、近年は低下してきた。
子どもの年齢についていうと、小さいころは科学者は男性と思う割合は低いが、
年齢が上がるにつれて男性と思う割合が高くなる。
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これはなぜかというと、人は目にする状況、本やテレビで目にすることの頻度によって
概念が出来てくるから。
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ハンさんからのアドバイスは、皆さんの今のままの心を持ち続けて、既成概念にとらわれず
自由な未来に進んでくださいということです。
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2人目の講師は、アラブ首長国連邦(UAE)出身のアムナさんです。
アムナさんはヤマサ日本語学校で日本語の勉強をしています。今日は民族衣装を着て
UAEでの「おもてなし」について教えてくださいました。

UAEは上記7つの首長国からなる連邦制国家。首都はアブダビ。
エミラティとはUAEの人です。アムナさんの出身はドバイです。

訪問客との挨拶は、男性は握手と鼻をくっ付ける。女性は互いにほほをくっ付ける。

訪問客にはコーヒーを振舞います。フィンジャーンという取っ手の無いカップに注ぎます。
それにダーツを合わせて出します。日本で抹茶と和菓子を出すのと似ています。

コーヒーを出すときはカップを持って出します。決してお盆に載せて出すことはしません。
このマナーは昔、見知らぬ訪問者が訪れたときに4杯のコーヒーを出し、1杯ずつ飲んで
お互いの信頼を築いたことに基づいた習慣です。

コーヒーはカップに少しだけ注ぎます。たくさん注ぐのはもうお帰り下さいという
意思表示になるため決してしません。

もう十分ですということで、追加のコーヒーをお断りする場合には、手を振ってお断りを
示すのではなく、カップを小さく横に振って意思を伝えます。

朝の訪問者は一般的には女性、近所の人や友達です。昔、男性が仕事のために長期に家を
空けたので、寂しい女性たちが集まったことのなごりです。食べ物を持ち寄ったりして
食事をします。
昼の訪問者は主に遠方から来る人たちで、男性であれば近所の人も呼んで大勢で
ゴージーライスを食べます。この料理はお祭りや結婚式でも食べられます。

最後にはお香を焚いてもてなします。これはお開きの合図ともなります。
アムナさんは、コーヒーの材料やカップなどを持参し、聴講者の皆さんに回し
UAE特有のおもてなしを教えて下さいました。
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3番目はチェコ出身のミルカさんです。
ミルカさんもヤマサ日本語学校で日本語の勉強をしています。
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最初に面白い話がありました。日本は小さい国と良く言いますが、チェコは北海道より
少し小さい国だそうで、日本は大きい国だと。また、チェコには海がありません。
写真は美しいプラハの街並みです。ハリーポッターの景色のようなところもあります。
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プラハの有名な伝説。最初はゴーレムです。人を守るためにレーヴさんが作った泥人形
ですが、呪文により動き人を守りました。しかしある時、勝手な動きをするようになった。
頭に表れていた「真実」という言葉から1文字を除くと
それは「死」という意味であり、ゴーレムは元の泥人形になり動かなくなりました。
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もう一つはプラハ窓外投擲事件。最初は1419年、争いの相手を窓から放り投げたという事件。
幸い投げられた人は下に馬の糞がたくさんあったので助かったそう。
同じような事件が3回あったが一番新しいのは1948年でそれほど昔ではない。
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チェコには古い美しい城がたくさんあります。チェコは小さい国ですから訪れたら
いくつも訪ねてください。白い幽霊の伝説がある城もあります。
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ミルカさんの出身地はブルノ市。ここはドラゴンが市のマスコット。
昔ワニを知らない人たちが伝説のドラゴンだと思い、戦って捕らえた。
市庁舎の天井にはドラゴンが吊り下げられている。町を走る路面電車の外装もドラゴン風。
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ミルカさんはチェコの食べ物をたくさん紹介してくれました。これはその一つ。
スイーツみたいですが、普通のランチだそうです。
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チェコではクリスマスに、ターキーやチキンではなくコイのフライを食べます。
コイは魚屋で調理したものを買うのではなく、クリスマスの3日前に生きたコイを買い、
クリスマスまで浴槽で生かします。3日間は浴槽が使えません。
そしてクリスマスには父親がコイを捌きます。コイに名前まで付けていた子供たちは悲しみます。
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日本語になっている言葉で、チェコ語が語源になっているものがあります。
ロボットはチェコ語の働くという意味のROBOTAが語源だそう。また、日本では犬の名前で
ポチというのが多いですが、それはチェコ語で犬を呼ぶときの pojd' を聞いた日本人がポチと
聞きそれが広まったようです。
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ハンさん、アムナさん、ミルカさん。興味深い、面白い講演ありがとうございました。
聴講者のみなさん。参加ありがとうございました。
(ホームページ担当 人材育成部会ボランティア 中野一男)
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