おかざき市民活動情報ひろば活動紹介国際協力マンスリーイングリッシュサロン 2023年7月 ブラジル

マンスリーイングリッシュサロン 2023年7月 ブラジル

公開日:2023年07月03日 最終更新日:2023年07月06日
登録元:「人材育成部会

スライド1

今回の講師は、ブラジル出身の  Vivian Sekinoさん(以下、ヴィヴィアンさん)です。

ブラジルおよびヴィヴィアンさんとそのファミリーに関する興味深い話をしていただきました。

ヴィヴィアンさんは碧南市在住で英会話講師をしており、リブラでも教室を開いています。

昨年12月の「英語でチャット」のコディネーターとしても参加してくださいました。

今回は、ご主人さんとお二人の子供さんも参加して下さいました。

 

スライド4

ブラジルは南米に位置し、面積は、約850㎢で南米で最大、世界でも5番目に大きい国。

 

スライド5

アマゾンの熱帯雨林は世界最大ですが、ブラジルの自然はそれだけではなく、世界遺産の

パンタナル湿地帯やイグアスの滝などもある。

 

スライド6

人口は約2億1400万人。移民の歴史があるので様々な文化のるつぼである。

ブラジルの人達は暖かく、おもてなしの精神、生きる意欲の強さで知られている。

オフィシャル言語は、ブラジルポルトガル語であり、それは欧州のポルトガル語とは異なる。

また、国内ではそれ以外の言語(先住民の言葉、アフリカ言語、欧州言語、アジア言語)も話されている。

 

スライド8

日系ブラジル人は約150万人。サンパウロ州に多い。

日本からの最初の移民は、1908年に笠戸丸でアフリカ南端ケープタウンを回り、52日をかけて

サンパウロ州のサントス港に到着した。

日本人移民がコーヒー栽培の普及に貢献した。

ブラジルの日系人コミュニティーは、日本国以外では最大である。

 

スライド10

日本から伝わる文化は、生け花、折り紙、盆栽など。

折り紙は学校で教えることもあり。写真の盆栽業者はエンジニアからの転職で盆栽輸入業を起こした。。

 

スライド11

日本食は、寿司、さしみ、天ぷらなどがポピュラー。

「食べ放題」の方式は日本食レストランから始まり広まった。

日本食以外にも、柔道、空手などの格闘技もポピュラーである。

 

スライド12

祭りも日本文化の流れを汲んで行われ、盆踊り、七夕祭りなどが行われる。

ブラジルで行われる日本フェスティバルは、日本以外で行われるものの中で最大規模である。

日本・ブラジルの交流に貢献している。

 

スライド14

アマゾン熱帯雨林だけがブラジルの生態系ではなく、パンタナル湿地帯やイグアスの滝などの

世界遺産もある。

パンタナル湿地帯では、ジャガー、アリゲーター、カピバラやカラフルな多種の鳥など多様な生態系が

存在する。

イグアスの滝は、3.5kmの間に275もの滝が続く感動的な景観である。

 

スライド16

ブラジルのサッカーは、FIFAワールドカップでの優勝をはじめ、ペレ、ロナウド、ネイマールなど

有名一流選手が多く世界トップレベルである。

しかし、サッカーだけがブラジルのスポーツではない。

バレーボールにおいても、オリンピックおよびワールドチャンピオンシップでの多数の優勝がある。

また、F1レースで世界チャンピオンになったアイルトン・セナはあまりにも有名。

セナが事故死したとき、ヴィヴィアンさんは子供だったけれども、悲しくて泣いたそうです。

 

スライド19

ブラジルでポピュラーな格闘技カポエリアは、単なる格闘技ではない。

ダンス、アクロバット、音楽を融合した総合格闘技である。

 

スライド20

世界的に有名なサンバであるが、ブラジル人皆がサンバの踊り方を知っているわけではない。

サンバの習得には数年を要する。

主に南西部リージョンのリオ・デ・ジャネイロやバイーアなどで受け継がれてきた文化である。

ヴィヴィアンさんもご主人にダンスを教えようとするが、うまく行かないようです(笑)。

 

スライド22

カーニバルはブラジル国内で1年中やっているわけではない。

2月終わりか3月初めに2,3日行われる。これが行われる時には、リオ・デ・ジャネイロや

サルバドールなどの市では、祝賀パレードやサンバ音楽、カラフルな衣装、ストリートパーティーなどで

賑わう。

 

スライド23

ブラジルで重要なフェスタジュニーナ。

フェスタジュニーナはカーニバルと同じではない。6月に開催されるので6月フェスタとも呼ばれる。

フェスタジュニーナはローマカトリックが根源の文化的テーマであり、3聖人を祝う行事。

 

スライド25

ブラジルの料理はフェイジョアーダとバーベキューばかりがメインではない。

地域ごとにポピュラーな沢山の料理を紹介していただきました。

参加者の中にはいくつかを知っている人もみえました。

 

スライド39

ブラジルのランドマークの一つ、リオ・デ・ジャネイロのコルコバード山に建つキリスト像。

深い信仰心、暖かい心、友好心を象徴する。

 

スライド40

ヴィヴィアンさんの生まれた町サンパウロ市にあるイビラプエラ公園。

ラテンアメリカで最も大きく、かつ重要な公園の一つ。

 

スライド41

アベニーダパウリスタはサンパウロ市の大通り。

経済、文化のハブ。近代高層ビル、ショッピングモール、劇場、美術館などがある。

 

スライド42

サンパウロ州を含む複数の州にまたがるマンチケーラ山脈。

素晴らしい景色、ハイキング路、ロッククライミングやパラグライダーなどのアウトドア

アクティビティが楽しめる。

 

スライド43

カンポス・ド・ジョルダンはサンパウロ州の山中に位置する人気の観光地。

ヨーロッパ風の建築、落ち着いた雰囲気、美しい自然景観に恵まれ、ブラジルのスイスとも言われる。

 

スライド46

ここからはヴィヴィアンさんのヒストリー。

ヴィヴィアンさんは長女で1987年生まれ、現在35歳。

 

スライド47

ご主人のキヨシさんは5歳年上。キヨシさんのお父様は日本人。

ヴィヴィアンさん15歳、キヨシさん20歳の時に交際が始まった。

 

スライド48

ヴィヴィアンさんとキヨシさんは2003年に交際が始まり、2005年7月30日に結婚。

二人は2006年に来日。

ヴィヴィアンさんは日本で英語教師を始めた。ヴィヴィアンさんのファミリーは4世代続く英語教師だそう。

2008年にヴィヴィアンさんが、2009年に夫のキヨシさんがブラジルへ帰国。

その後、再度来日して現在に至る。

現在、ヴィヴィアンさんのお母様はポルトガル、弟さんはブラジル、妹さんは米国と

世界各地でそれぞれ生活。

 

スライド53

しかし、二人の間に色々と難しいことがあり、2011年に離婚。

 

スライド55

色々ありましたが、2012年12月22日に二人は再婚。(写真の2022は2012に口頭訂正あり)

しかし、その後2015年に再び離婚の危機が訪れた。

スライド60

2015年に二人はキリスト教徒になった。

キリストの教えから学ぶことが多く、再度の離婚をせずに家庭を保った。

2019年には二人目の子供ドゥドゥ君を授かった。

 

スライド1

(左)長男のラファエル君。現在13歳。日本の中学に通っています。  (右)次男のエドゥアルド(ドゥドゥ)君。現在4歳。

 

image1

講演のあとはQ&Aに対応していただきました。

ボサノバ歌手、ブラジルの食品、アマゾンに生活する人達、環境変化、治安などについて

説明をいただきました。

ブラジルの人達はピザを食べるのに、ナイフとフォークを使うそうです。

興味深いお話ありがとうございました。

                          (文責 人材育成部会ボランティア 中野一男)

 

 

 

 

この情報は、「人材育成部会」により登録されました。

この記事をチェックした人はこんな記事もチェックしています