子どもワールドレクチャー (2024年8月)
8月恒例の ”子どもワールドレクチャー” を18日にリブラで開催しました。
3人の講師の方々から、それぞれフランス、イタリア、アメリカについて一般的なことはもちろん、意外な面、目から
うろこというような内容も説明いただき大変勉強になりました。
3人の講師の方々は日本語で、かつ小学生に分かりやすい言葉で説明して下さいました。
クイズ形式でのやり取りも交え、楽しい講義をしてくださいました。
小学生対象のイベントですが、国際交流行事の見学ということで、今回は竜海中学校の皆さんも参加されました。
最初の講師はフランス出身のフレドさんです。
岡崎に2年、奥様と一緒に住み、日本語の勉強をしています。
今日はフランスの漫画、アニメの文化について説明して下さいました。
漫画の前に、フランスの特徴。
ファッション、芸術(ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿、城、教会)、料理(フランス料理、デザート、ワイン、シャンパン)など。
ヨーロッパ各国のなかで、漫画、アニメの売り上げが最も高いのはフランスです。
世界的にみても日本に次いで第2位です。フランス人は漫画が好きです。
政府が若者に最大300ユーロ(約5万円)を芸術、文化に使うために支給しますが、多くの人が漫画を買うそうです。
日本のアニメや音楽に関連したジャパンエキスポというイベントも開催されます。
バンデシネというフランスやベルギーの漫画もあります。
大きなサイズで、ハードカバーのアルバム形式が多く、ほとんどの場合カラーで描かれている。
バンデシネのなかで人気が高いのが ”アステリックス” 。
昔フランスを占領したローマ帝国に抵抗した村人の物語。
”アステリックス“ の舞台は現在のブルターニュ地方。大変美しいところです。モンサンミシェルもあります。
ブルターニュ地方の食べ物。クイニーアマンはパンに似ているが、とても甘く美味しい。クレープなどもある。
”アステリックス” は人気が高く、ディズニーランドのようなテーマパークもある。
2番目の講師は、イタリア出身のフェデさんです。
たこ焼きが大好きだそうです。
イタリアの文化、日本と似ている点、また漫画、アニメについてもお話して下さいました。
イタリアと日本の似ている点。
南北に長い国、緯度が同じくらい、地震が多い、火山がある(エトナ山は富士山に似ている)、他にもあり後ほど説明。
上の写真は、北海道の雪景色と似たイタリアの冬景色。下は沖縄の海岸風景と似たイタリアの海岸。
イタリアの食の代表はピザとパスタですが、それだけではありません。
日本と同様海に囲まれているので魚も豊富。
さしみと同様イタリアでも生で魚を食べます。写真上のカルパッチョなど。
また、日本の串焼きと同じような料理もあります。
カーニバルも日本の祭りと類似した点が多い。
仮面やコスチュームを着ての踊りやパレード。またパレードでは日本の飾り山車と同様の山車も使われる。
イタリアを象徴する水上交通のゴンドラ。これも日本の川船と似ています。
さらに、日本の温泉と同じようなテルメという温泉が多数あり、古代から愛されています。
日本の漫画、アニメはイタリアでも人気があります。また、日本のアニメもイタリアとの繋がりがあり。
マリオはイタリア人、紅の豚もイタリアが舞台。
日本で大人気だったトッポジージョはイタリアの漫画。
イタリアのハードル競技のトップ選手、ロレンツォンデレ・シモネリさんはワンピースの大ファンで、競技会の時も
ルフィのトレードマークの麦わら帽子を被り、ルフィのポーズを決める。
3人目の講師はニューヨーク市出身のダニエルさん。
クイズを交えた軽妙なトークで笑いを誘いながら楽しい講演をしてくださいました。
ダニエルさんの出身地はアメリカ東部ニューヨーク州、ニューヨーク市のブルックリン区です。
ニューヨーク市には5つの区があり、それぞれの区がニューヨーク市旗とは別に区の旗を有する。
ニューヨーク市の象徴的なもの二つ。
アメリカのハンバーガーとピザ。どちらもでかい。
ハロウィの屋外装飾。一般の家庭でもビックリするような豪華な装飾を行うところがある。
サンクスギビングデーの食事。チキンではなく大きなターキー。意外なものではウナギもあります。
サンクスギビングデーのパレード。メーシーズがスポンサーとなるパレードが盛大である。
パレードでは日本のキャラクターも登場する。
サンクスギビングデーに続く金曜日から始まるブラックフライデーセール。
大幅値引きでのセールが行われるので、クリスマスプレゼントなども含めて大量に買い込みます。
ショッピングカートの大きさが日本とは違います。
クリスマスの飾りつけやサンタクロースパレード。メーシーズの装飾、セールが有名。
クリスマスシーズンには巨大赤ボールがあちこちに出現する。
熱心に講義に聞き入る参加者の皆さん。
竜海中学校の皆さん。
マイクを持って質問する小学生。
ブレークタイムにも講師を取り囲んで質問する皆さん。
3人の講師の皆さん、日本語での講演、沢山のQ&A対応ありがとうございました。
参加者の皆さん、ありがとうございました。
(ホームページ担当 人材育成部会ボランティア 中野一男)
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