令和５年度の報告と、令和６年度の取組

公開日：2024年05月19日　最終更新日：2024年05月19日

登録元：「ぼくらの障がい知ってもらい隊　アンダンテ」

昨年度のアンダンテは、コロナ禍が収束し始めて、以前のように活動しやすい１年となりました。

令和６年度、私たち市民活動団体「ぼくらの障がい知ってもらい隊アンダンテ」新しい年度の始まりです。

＊夏祭りブース参加後の雨上がりに虹がかかっていました。

◆令和５年度の報告

【１】福祉実践教室・福祉実践プログラム

主活動である学校訪問「福祉実践教室」（障害当事者の講話、車椅子の福祉体験）は、「岡崎市社会福祉協議会ボランティアセンター」及び、各学校から継続的な依頼がありました。いつもありがとうございます。

一度は減少した訪問も年々増加を続け、ようやくコロナ禍前の水準に戻ってきました。
新規や数年振り依頼などで、地域の繋がりある学校も広がっています。また福祉授業を担当する先生方への説明会などの活動が実を結んでいます。

・令和５年度福祉授業学校実績（車椅子）
　→ 訪問学校：20校（昨年度 18校、一昨年度 14校）
　→ 訪問回数：32回（昨年度 30回、一昨年度 21回）
　→ 全対象人数：1599名（昨年度 1477名、一昨年度 1338名）

＊車椅子体験の前に安全のため扱い方を丁寧に説明します。

【２】地域外出レポート

「岡崎どこでも出かけ隊」略称：どでか隊

定例活動の「どでか隊」は、昨年度に企画開始してから初めて1年通しての実施となりました。

最初は手探りのレポートも外出と発信回数を重ねて、各メンバーの視点を活かした記事というコンセプトに徐々に慣れていきました。ネット活用の効果で、相互フォロー、いいね、コメント、問合せなど、新たな繋がりも増えています。

また私たちの団体内でも、新スポットの開拓や、メンバー同士が交流を図る機会にもなる良い効果に繋がっており、この企画を楽しみながら情報発信をしていきます。

→ 訪問数：31スポット
（昨年度 13スポット／通算 2023年1月～ 44スポット）

＊岡崎市内それぞれの行きたい場所へ出かけています！

＊出かけることで沢山の出会いがあるのは楽しいですね♪

【３】イベント・その他の活動

年度始めに大きなことは出来なくてもイベント活動はしていきたいと決めていましたが、文字通り年間を通して小規模ながら幅広い取り組みが出来ました。

今の規模と人員では、まだまだ出来ることは限られますが、皆が積極的に協力し合うことで多くの活動をしています。

７月：団体のチラシをリニューアル（宣伝、紹介、募集）
７月：団体専用の車椅子購入（イベント、福祉実践教室）
８月：杉くんの駄菓子屋夏祭りイベントブース参加
９月：ボランティア団体交流会 inおかざき1回目ブース参加
９月：自動車と車椅子のワンタッチ固定体験会（トヨタ自動車株式会社様）
12月：国際障害者デー「SPREAD ～広がれ～」イベントブース参加
１月：ボランティア団体交流会 inおかざき2回目ブース参加
３月：令和5年度年度末総会（活動＆会計報告、次年度展望など）

＊イベント企業モニター交流会など幅広い活動しました。

＊年末に皆で集まり懇親会と、今年1年を振り返りました。

◆令和６年度の予定

【団体の運用】

運用の仕組み作りや資料の効果もあり、限られた時間でも安定して継続的な活動がしやすくなっています。そのゆとりを、今の活動の改善や、まだ取り組めていないことに費やしていきます。

【活動カテゴリ】

活動の軸を分かりやすく分けて、3本柱としていきます。

① 福祉授業

　 ⇒ 福祉実践教室、依頼対応講話、福祉の啓蒙活動

② 地域外出レポート

　 ⇒ 岡崎どこでも出かけ隊、街中情報、地域貢献

③ 企画・イベント

　 ⇒ 主催イベント、ブース参加、企業モニター他

昨年度に、チラシをリニューアルしての宣伝や、ＳＮＳでの窓口を確保したことで、外への声掛けがしやすくなり、見て頂いた方も問合せがしやすくなりました。これにより、更なる仲間との出会いに繋がることに期待しています。

【定例の活動】

「福祉実践教室」は、引き続き主となる活動です。車椅子の事を知ってもらうだけでなく、障害当事者の経験を活かしたメッセージを、より多くの学校、多くの子供たちと出会い伝えていきたいです。
講師の増員が引き続きの課題ですが、募集環境も少しずつ良くしているので、良きご縁がありますように願っています。

「地域外出レポート」は、活動の流れを掴めましたので、引き続き“お出かけ”をしていきます。参加するメンバーが楽しみになるようにしたいですね。

地域に密着したバリアフリーを含む情報は、まだ少ないため、継続していくことで情報量も増えて充実させていきたいです。より誰もが気軽に参加できる態勢も検討しています。